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スタッフのつぶやき

2023.03.19私生活について

私のアナザースカイ!

ライフプレステージ白ゆり新さっぽろ

其田 明日香

 

私には、もしアナザースカイという番組から出演オファーがきたら、
ここにしようと決めている国があります。
それは、「フィジー共和国」という国です!
皆さんはこの国をご存じでしょうか?

 

地図でいうと、オーストラリアの少し右くらいのところにあり、
まだ発展途上の小さな島国です。
私は、そんなフィジー共和国へ2度訪れたことがあり、
1度目は高校2年生の夏休み、2度目は高校卒業後の18歳の時でした。

 

1度目の時は、語学留学で2週間滞在しました。
当時、青年海外協力隊に憧れており、
いつか実際に発展途上国へ行ってみたい!
留学したい!
という一心で、部活をしながら週末や早く部活が終わった平日に
とにかくアルバイトをし、英語をもっと話せるようになりたくて、
親にも何も言わず英会話に通ったり、
とにかく行動に移しまくりました。

そんな姿を見た母が、こんな国があるから夏休みに行ってみたら?
と教えてくれたのがフィジーでした。
当時まだ直行便がなかったので、
飛行機で片道24時間を超える道のりを
現地の空港まで1人きりで行きましたが、
当時17歳のJKだった私には、とんだ大冒険でした。

 

ですが、それよりも着いてからの生活に衝撃ばかり。
住宅地に行くと、大きな野犬が10歩歩けばすれ違うレベルにたくさんいたり、
信号機はほとんど壊れていて、歩道はなく車道を歩くのは当たり前。
インディアンのお家にホームステイした私は毎日カレーを手で食べ、
雨の日にシャワーを浴びる時は、
太陽で熱されてできるお湯が出てこなくなる為、
やかんでお湯を沸かしそれを小さなお椀ですくって体を流す日なんかも当たり前にありました。

 

蛇口をひねれば当たり前にお湯が出ることはもちろん、
信号機があって、舗装された道路がある事。
買いたいものがあれば近くにコンビニがあり、
何でも買えて夜も安全に出歩ける事。
17歳の私にとって、
プリクラやコンビニがないことやWi-Fiがとんでないこと以前に、
非日常的な事をたくさん経験したことで、
自分の生きている国というのは
こんなにも恵まれていたんだと痛感しました。

 

ですが驚くことに、
フィジーという国は幸福度調査で何度も世界一位になっています。
実際に行ったことで私が感じたのは、
人がみんな本っ当にフレンドリーでとっても優しく、
差別を受ける場面は一度もありませんでした。
人種関係なく、みんなで協力し合い、
物を共有し合い、幸せを分かち合う。
生活することでもちろん大変なこともありましたが、
幸せの定義というのはその国、その人それぞれにあって、
今自分の身近にある幸せを
決して当たり前に思ってはいけないという事をとても感じました。

 

高校卒業後はオーストラリアへ行くことを決めていたので、
どうせなら近いし、オーストラリアへ行く前に
フィジーへまた絶対に行こうと思い、今度は3か月間滞在しました。

 

2年ぶりのフィジーは、とっても進化していました。
道路もきれいになり、大きなショッピングモールができ、
中にはカフェやレストランがたくさんありました。
そして2度目の滞在、現地で19歳を迎えた私は、
前回よりも心や時間に余裕があり、
現地の保育園や乳児院へ実際に足を運びボランティアをしたり、
教会にいる子どもたちのお世話をしに行ったりしました。

 

そんな子どもたちが目を輝かせながら
話してくれる将来の夢の話が大好きで、
その話を聞いて私もいつまでも常に大きな夢を持ち続けたいと
思わせてくれました。

 

いつか主人と息子とそんな私のアナザースカイへ一緒に行くのが
私のたくさんある大きな夢のひとつです。