2022.04.15お仕事について
介護の仕事に就いて
デイサービスセンター白ゆり北20条
澤田 裕美
今まで介護の仕事をやりたいと思ったことも、興味を持ったことも一度もありませんでした。
そんな私が、なぜこの仕事に就いたのか…。
前職は、介護施設や障害者施設の方々の洗濯物を扱う工場で働いていました。施設ごとに振り分けられた洗濯物を洗い、畳んで返すというお仕事です。毎日、ものすごい量の洗濯物を畳んでいましたが。中にはボロボロに破れた服、便汚染で汚れた服、皮膚の乾燥により白い粉がたくさん出てくる服もたくさんありました。介護用エプロン、清拭に使うタオルなど、色々見ているうちに少しずつ介護に興味を持つようになりました。
急にです!これからは介護の仕事だ!と思いました。
何の知識も経験もないまま、介護のお仕事を探すようになりました。
白ゆりで採用をいただき、介護の世界に飛び込んだはいいけど、正直不安でいっぱいでした。毎日、覚えることがありすぎて、一日がとんでもない速さで終わります。社員さんやパートさんたちは、何もわからない私にとても優しく教えてくれました。少しずつですが、できる事や利用者様との会話が楽しめるようになってくると、仕事が楽しくなってきました。
ちょっとしたことでも
「ありがとう」と言っていただけて、とても嬉しくなったりしていました。
仕事にも少し慣れてきた頃、お休みの日に自宅近くでの出来事でした。点滅し始めた横断歩道を、パジャマを着て、杖をついているおじいさんが渡り始めました。半分も進まないうちに信号は赤に変わってしまいました。車の通りも多い道路だったので、信号待ちの車が何台か並んでおり、無意識におじいさんに駆け寄り、手を引いて一緒に横断歩道を渡りました。
今までの私には考えられない行動でした。
その時、「あっ、私も自然にそういう事ができるようになったんだなぁ」と、自分で嬉しくなりました。
まだまだ、分からないことやできないことが多々ありますが、これからも積み重ねを大事にして、お仕事をしていきたいと思います。