2020.10.01私生活について
笑顔の手紙
訪問看護リハビリステーション白ゆり
桜庭 真実
先日、祖母から手紙が届きました。
まさか返事がくるなんて!
同封されていた写真には、笑顔でポーズをとる祖母が写っていました。
祖母は実家近くの老人ホームにいます。
私たち夫婦、両親、妹夫婦は全員医療従事者であり、
このコロナの影響で面会をすることができていませんでした。
そのため、私と妹は少しでも祖母に元気でいてもらいたいと思い手紙を出し続けていました。
「おばあちゃん、ずっと文字も書いていないから返事は期待しないであげてね。」
と母から伝えられていたこともあり返事が来るとは思っていなかったのです。
きっと、これは母が私たちを気遣って返事を書かせたのだろうと思い
母に連絡したところ、母が手伝ったわけではないというのです。
その手紙は施設の職員さんやリハビリの先生が手伝ってくださり、
祖母が書いたものでした。
なかなか会えない家族のために、
一緒に手紙を書いてくださったスタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私が訪問させていただいているご利用者様の中にも、
なかなかご家族と会うことのできない方がいます。
次にご家族と会える時まで、ご利用者様がお元気で、
安心して過ごせるようサポートしていけたらと思っています。
感染者数が落ち着いてきたとはいえ、コロナウィルスの収束には時間がかかると言われています。
会いたい人にいつでも会いにいける日常が戻ることを願っています。