札幌市・函館市の介護施設|医療と介護の融合を実現する白ゆりグループ「メディカルシャトー」

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スタッフのつぶやき

2020.09.15私生活について

『北志賀の人』

デイサービスセンター白ゆり中央

川村純子

 

私のことを「北志賀の人」と、呼ぶ利用者様がいます。

札幌生まれ、札幌育ちの私ですが、第二の故郷と思っている土地があります。

それが、長野県大町市です。

 

長野県は本州のおへそに位置し、8つの県と隣接している、海のない県です。

私が10年間暮らした大町市は、

北西部に位置し、松本市や長野市までは車で1時間ほど、

長野オリンピックで有名な白馬村までは車で20分ほどの場所です。

有名な観光地は映画『黒部の太陽』で舞台となった黒部ダムがあります。

 

山から陽がのぼり、山へ陽が沈むこの町は、

黒部ダムの工事や大きな工場があり

当時はたくさんの人がいて、栄えていたそうです。

立山の山なみや仁科三湖を見ながら出勤する道のりは、

飽きることなく四季の移り変わりを楽しむことができました。

日帰りで行ける距離にたくさんの観光地があります。

富山県の五箇山、岐阜県の白川郷や飛騨高山、新潟県の糸魚川、

県内には白馬村や安曇野、軽井沢、上田城、挙げればキリがないのですが、

北海道で生まれ育った私には県を跨いで車で

どこにでも行けてしまうというのは、とても魅力的でした。

元は観光で訪れた土地でしたが、景色や立地や土地の人たちの人柄に惹かれ、

気づけば仕事を探し、家を探し、そのまま10年間住むこととなりました。

 

「北志賀」とは長野県にある北志賀高原のことです。

私は実際には行ったことはないのですが、

私が話す大町市や白馬の話を聞いて、

その利用者様の思い出である「北志賀」と景色が被り、

私のことを「北志賀の人」と呼ぶようになりました。

そして、いつも嬉しそうに北志賀の思い出話をしてくれ、

その話を聞くたびに私も嬉しくなります。

そして、いつか私も「北志賀高原」へ行ってみたいなと思うのでした。