札幌市・函館市の介護施設|医療と介護の融合を実現する白ゆりグループ「メディカルシャトー」

  • 札幌地区

    011-899-1188

  • 函館地区

    0138-34-3231

スタッフのつぶやき

2019.04.15私生活について

三代目 ワンderful life

ケアプランセンター白ゆり北20条

井口 由貴

 

うちにはペットとして三代目となる13歳の犬がいます。

名前はベリー、犬種はボーダーコリー(ぽっちゃり系メス)、特技はフリスビー、そして脚は3本。

 

3本脚となったのは1年5か月前、軟骨肉腫という骨の癌でした。

診断によると、肺にも転移していました。

この病気の症状は痛みが強く歩行が困難となり、内科的治療ではなく外科的治療、つまり後ろ左脚の切断しか方法はないと言われました。

 

ベリーの病気の話と私が白ゆり居宅で働かせていただくことが決まった時期がほぼ同時期でした。

術後には抗癌剤治療で病院通いが始まります。

新しい職場の仕事と2つ同時に始める自信もなく、採用していただいたにもかかわらず入社を断念しよう、職場を変える時期を間違えたと思い、とても後悔していました。

その事を入社する前に管理者に相談したところ、休みの調整次第で平日にも休むことができると教えていただき、なんとかやってみようと思い入社させていただきました。

その折はありがとうございました。

 

9月末に脱脚手術施行、10日程の入院後に3週に1度の抗癌剤治療が始まりました。

人間と同じ治療方法です。

抗癌剤治療は獣医師の配慮もあり、外来で朝1番に預かってもらい、夜は仕事が終わってから迎えに行くことを了承してくれました。

家族とも協力し合い、抗癌剤治療は気が付くと1年間以上続きました。

 

今思えば、私が白ゆりに入社させていただいたことには意味があったのだと思うのです。

病院が北大動物医療センターで、白ゆり北20条から数分。

職場の前の道を真っすぐ行ったら病院です。

通院するにはとても良い条件で、白ゆり北20条で働いていなかったら通院が大変だったことでしょう。

ゆえに、転職の時期は間違えではなく、この時期ではないと駄目だったのです。

採用していただき大感謝です。

 

12歳も迎えることが難しいと思っていましたが平成31年2月で13歳。

肺に癌が転移しているのに随分元気です。

随分元気?!なんと1年3ヶ月後にCTを撮ったところ肺の癌は消えていました。

薬が合ったのか何があったのかわかりませんが万々歳です!

現在も3本脚なんてなんのそのという感じで元気に朝晩散歩しています。

「元気だね!頑張るんだよ」と声をかけてくれる人もいます。

元気で食いしん坊なベリーとのワンderful lifeが1日でも多くそばにありますように・・・