札幌市・函館市の介護施設|医療と介護の融合を実現する白ゆりグループ「メディカルシャトー」

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スタッフのつぶやき

2018.09.15お仕事について

「白ゆりチームの一員として」

ショートステイ白ゆり北斗

加藤 佳代子

 

「○○さんはじめまして。私、ここの職員の加藤佳代子と申します。どうぞよろしくお願い致します。」

これは新規利用者様に初めて話す言葉です。

白ゆりグループの一員として勤務させて頂き、アッという間に7年という月日が経ちました。私はこの言葉を何人、いや、何百人の利用者様に話したのだろうと、今しみじみと思い浮かべています。

 

ヘルパー2級の資格を取り、全くの無経験だった私は美原ショートに配属となり、2011年3月1日のオープンに向けて2月7日から様々な訓練が始まりました。オリエンテーション、研修、有料老人ホーム富岡で実際に早番、日勤、遅番、夜勤の実践を受け教えて頂き、いよいよ3月1日、正直業務の流れもしっかりとわからないままのスタートでした。今思うとよくやっていたなぁと、笑ってしまう程勇気ある行動だったと感じています。

先輩スタッフの動きを真似ながら時間のない過酷な業務の中私に、移乗等、介護技術を教えてくれました。いつでも聞かせて頂ける状態ではなかったので必死に頭に叩き込み学ばせて頂きました。と言うよりくらいついていったという表現が正しいです。

先輩の身体の2倍以上もある男性利用者様を意図も簡単にベット上で回転させながら起こし、車椅子に移乗したところを目の当たりにした時は、「魔法みたい」と思ってしまう程ズブの素人でした。更に認知症を理解していると、大きな勘違いをしていた私でしたので何度注意を受けたことか...本当に手のかかる職員を見捨てもせずに教えてくれた先輩に心から感謝しています。そしてあの頃の必死な時が私の原点であり最高の学びの場であり、人生の宝となりました。そんな私も昨年7月より北斗ショートに異動となり、同じショートと言えども様々違いがあり、現場スタッフのさりげない優しい気配りに支えられながら1年が経ちました。美原ショートからきた私を受け入れてくれたスタッフには本当に感謝です。

 

ある本に、こんなことが書かれていました。

「いつの時代にあっても人は老いを迎え、病や心身の障害を担っている。そしてその人はどのような状況下にあっても常に幸せを求めて努力している。それは自分らしい生活を営むという生活の理念である」と。

慣れない生活を強いられ入所される利用者様の不安を少しでも取り除く為、笑顔で

「○○さん、こんにちは。どうぞよろしくお願いします」

をこれからも言い続けていきます。

ショートは利用者様の長い長い人生の中で一時通過点なのかもしれません。しかし短い期間だからこそインパクトのある時間を、そして自分らしい生活を変らず安心して過ごして頂ける空間を考え実践していきます。

今一度白ゆりチームの一員として初心に返り頑張ります。